もち麦

バイキングで紹介されたもち麦ダイエットとは?

NaoNao

先日、フジTVお昼の番組『バイキング』のクッキングコーナーでお料理上手で有名な杉本彩さんが茹でたもち麦を冷蔵庫に常備していると話していました。

炊いた白米に混ぜたり、スープに混ぜたりしているとのこと。私もたまにもち麦食べますが、白米に混ぜて炊くのワンパターン。。。確かに茹でて常備しておけば、調理済みの料理に加えてとても手軽に!

さて、にわかに話題になっているもち麦がもたらす健康・ダイエット効果とは一体どのようなものなのでしょうか?

もち麦とは?

もち麦

もち麦はビールや麦茶の材料に使われている大麦の一種でもち性の大麦のこと

大麦の外皮を取り除き、周りを削り取った状態そのままの形をした丸い大麦でプチプチ、プリプリした食感が特徴。

白米に混ぜて炊いたり、ゆでてスープに入れたり、おかずやサラダのトッピングにしたりなど様々なお料理に使うことができます。

もち米の食物繊維がすごい!

もち麦に含まれる食物繊維量は白米よりも栄養が豊富と言われる玄米をも凌ぐほど。

その量は白米の約25倍、玄米の4倍もあるんです!!

食物繊維には、不溶性水溶性の働きの異なる2つの食物繊維があり、この2種類をバランスよく摂取することが腸内環境に良いとされています。

  • 不溶性:主に野菜やイモ類に含まれ、水に溶けにくい性質
  • 水溶性:大麦や海藻に含まれ、水に溶けにくい性質

なんと!!もち麦は水溶性:不溶性=約4:3の割合で含む非常にバランスの取れた優秀な食品なのです。

もち麦は下腹や下半身痩せにも効果あり!!

β-グルカンとは・・・

水溶性食物繊維の一種。

糖質の吸収を抑制したり、血糖値の急上昇を抑えたりさまざまな健康効果が報告されています。

便秘にも効果的!

便秘改善に大きく貢献するのは、もち麦に多く含まれる食物繊維。

その豊富な食物繊維は、先に述べた通り白米の約25倍、玄米の4倍と同じ主食として摂取するなら絶対もち麦と思わせる量です。

一般的に便のカサを増やして排便を促す効果が高いのは不溶性の食物繊維ですが排泄する力が弱まっている腸の場合、それだけでは便秘を悪化させてしまいます。

その場合は、水溶性食物繊維のβ‐グルカンを積極的に摂取しましょう!

便をやわらかくして排泄をスムーズにしてくれるので、便秘を悪化させる心配もありません。

腸内の善玉菌を増やす!

ここ最近、注目を集めている、腸内フローラと呼ばれる細菌の働き。

腸内には、“善玉菌”“悪玉菌”

そして善玉と悪玉の優位な方につく“日和見菌”が棲んでいます。

これらはバランスをとりながら活動していて、

腸内環境を整えるためには善玉菌を増やすことが重要です。

β‐グルカンは胃で消化されずに腸まで届き、腸内細菌のエサになって善玉菌を増やしてくれるため腸内環境の改善に一役買ってくれます。

もち米は、免疫力も高める!

病原体などに対して抗体を作るリンパ球の6割以上が小腸に存在しているといわれています。

そのため、腸を健やかに保つことは、消化を正しく促すだけでなく、免疫力の維持や向上にも直結。

腸内環境悪化させる主な原因は、食の欧米化と共に、穀物からの食物繊維が減ったことです。

その点で、食物繊維が豊富に含まれたもち麦を食べることによって腸内環境を整えて免疫細胞を刺激する効果があります。

血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる!

β‐グルカンを含む水溶性食物繊維は、体内で水分を吸収して胃や腸の中で膨張し長時間滞在。

消化のスピードが遅くなるため、糖の吸収も緩やかになり血糖値の急激な上昇を抑制してくれます。

また、β‐グルカンには脂質の吸収を抑える働きもあるため今まで脂肪によって阻害されていたインスリンの働きを活性化し、さらに血糖値を下げやすくしてくれる効果も。

この2つのアプローチで、糖尿病を予防してくれるのです。

コレステロールを下げ、血管を保護する作用も!

動物性脂肪の多い食事を摂ると、LDL(悪玉)コレステロールが増加して血管壁にへばりつき、血液の循環を阻害。すると血管自体の弾力が失われ動脈硬化を招く原因になり、脳卒中や心筋梗塞といった深刻な病気を引き起こす恐れも。

しかし、β‐グルカンは水に溶けることで粘性を高め、コレステロールを分解してできる胆汁酸の排出を促進。余計なコレステロールを吸収せずに済むため血管の老化を防ぐことができます。

塩分の吸収を抑え、高血圧を防ぐ!

β‐グルカンには塩分の吸収を抑える働きがあるため、塩分を摂りすぎた時に起こる血液量の増加や、血管への圧力を最小限に抑えてくれます。

また、もち麦には体内の余分な塩分を排泄するカリウムも含有

しかもその量は白米の約2倍にも。さらに、血管の収縮に関わる平滑筋を正常に機能させるために欠かせないカルシウムも白米の約3倍含まれているため、あらゆる面から高血圧を予防することができるのです。

胃腸の調子が整い自然と痩せやすい身体に!

便秘はぽっこりお腹だけでなく、内臓脂肪や全身の脂肪燃焼にも悪影響を及ぼすダイエットの天敵です。

腸内に溜まった便が内臓の血管を圧迫してしまい、冷え性や代謝の低下を招いてしまいます。

代謝が悪くなると、カロリーが消費されにくくなってしまうため、痩せにくい体となってしまうのです。

内臓脂肪も燃焼されにくく、隠れ肥満の原因にもなります。

β‐グルカンの効果により便秘が改善されることでダイエットも円滑に進むようになるでしょう!

NaoNao

いかがでしたか?

隠れたパワーのもち主であるもち麦!スーパーでも手軽に入手出来るので、試してみる価値ありだと思います!!